サンタクロースのトナカイは、ノースウエスト準州に実在します。

サンタクロースのトナカイは、ノースウエスト準州に実在します。

ホリデーシーズンの最も象徴的ないきものですが、本物なのです。

カナダ唯一のトナカイの群れは、北極のすぐ近く、ノースウエスト準州に住んでいます。

サンタクロースのそりを引くのは一年に一晩だけですが、いつ見ても堂々たるいきものです。

イヌビクを訪れれば、ガイドがスノーモービルでツンドラの動物たちに会わせてくれます

トナカイたちが有名な氷の道を横切る時期の、マスクラット・ジャンボリー中に訪れれば、ツアーバスの中から快適に写真に収めることもできます。

ノースウエスト準州のトナカイたちについてご紹介しましょう。

 

歴史ある群れ

家畜化されたトナカイは、マッケンジー・デルタで80年以上も飼われています。その発端は1935年、地元のカリブー不足を緩和するために、アラスカから持ち込まれたことから始まりました。

 

ユニークな動物

現在ではその数3,000頭にもなり、カナダで唯一の放し飼いトナカイとなっています。これらのトナカイは、マッケンジー・デルタのイヌヴィアルイトの人々と、ノースウエスト準州への群れの持ち込みを助けたスカンジナビアのサミの人々の子孫である地元のバインダーファミリーによって共同所有されています。

 

寒さの中でも快適

トナカイの皮は、空気を閉じ込めるような仕組みになっており、マイナス60℃よりも低温の状況下でも耐えられる断熱性を提供します。この空気の層によって浮力も発生するので、荒々しい川を泳ぐのに役立ちます。

 

カリブーはトナカイのいとこ

トナカイとカリブーは非常によく似ていて、どちらもラテン語の名前はRangifer tarandusです。家畜化によって、トナカイはカリブーよりも小さめで、より行動を共にし、より温厚な傾向にあります。

 

かんじきを履いた足

トナカイのひづめは、多目的ツールであり、北極での生き残りに完全に適応した作りです。まず、ひづめはかんじきのように大きく平らで、指が外に広がっているので、雪だまりの上に浮きます。次にひづめはのみのようになっていて、氷の下にある食べ物をかきだすのに適しています(「カリブー」という名前はフランス語の「雪かきをする人」に由来しています)。最後に、ひづめはオールのような形をしているので、トナカイは簡単に泳ぐことができます。

 

とてつもなく俊敏

トナカイはフルスピード毎時70キロメートル以上の速さで走ることができます。クリスマスの夜に雪の中を駆けはやるというのも、あながちただの物語ではありません!また、トナカイは、瞬発力があるだけではなく、持続力も併せ持ったアスリートです。なかには、年間5,000キロメートル以上も移動するものもいます。

 

驚異的な能力

トナカイは、紫外線を見ることができる唯一の哺乳類です。この能力によって、彼らは北極の目のくらむような真っ白な景色の中でもものを見ることができるのだと考えられています。

 

大移動の観察

毎春、たいてい4月初旬になると、トナカイはジミー・レイク付近の冬の生息地から、イヌビクの北の氷の道を通って、トゥクトヤクトゥク付近のリチャーズ・アイランドの繁殖地へと向かいます。

 

選び難い人気イベント

近年では、この大移動の観察が地元の人々や訪問客の間で人気になっています。この時期は、たいていイヌビクの人気の催しマスクラット・ジャンボリーと重なります。2016年には、日本やドイツからの映画製作者を含む少なくとも200人がイベントを見るためにこの地に集いました。45メートルほどの距離で目の当たりにすることができるのです。

これに参加すると、ノースウエスト準州のトナカイの真の姿について学ぶことができることでしょう。トナカイは不思議だけれどもリアルな生き物です。そしていつの季節でも、私たちの心を温めてくれます。