犬ぞりレース

犬ぞりレース

ノースウエスト準州では犬ぞりが盛んだというのは、控えめな表現です。犬ぞりは、昔から続く伝統です。サミュエル・ハーン(Samuel Hearne)は、1760年代に一家が所有する犬ぞりでグレート・スレイブ湖を旅しました。後に、驚異的なスタミナを持つ犬ぞりのチームが罠を仕掛けた道で捕らえた毛皮や冬に仕掛けた網で捕らえた魚を運ぶために使われるようになりました。犬ぞりは飛行機が登場するまで、北の大地の入植地から入植地へ、郵便を届け、ニュースを届け、時には人も届けていました。

1950年代半ば、イエローナイフ(人口2000人)で賞金50ドルの犬ぞりレースが初めて開催されました。距離は40マイルで、エントリーした13のチームは罠の道で活躍していたチームでした。たいてい、6匹が一列になってトボガンそりを引っ張っていきます。操縦者はデタ(Detttah)の出身者でした。今でも、その子孫が犬ぞりを走らせています。現在では、ノースウエスト準州の様々な地域だけでなく、はるか遠くミネソタのチームもレースに参加しています。3日間かけて150マイルの長距離レースが繰り広げられるカナディアン・チャンピオンシップ・ドッグ・ダービーは、毎年3月末にイエローナイフで開催。最も機敏なチームが優勝しますが、そのためには今では1年中練習し、最新技術を駆使したレース用具を揃え、高プロテイン食を取り、慎重なブリーディングをする必要があります。